2013年10月01日

音の日記 DICO METRO

 3年ほどやってきた、バンドの方の"Dico"が解散しました。といっても京都のみで月1回ぐらいライブするだけだったんだけど。
 
だから今は13年ぶりぐらいで表立った演奏活動はない状態で、でもなんかそれとは違ってレコード熱が再燃してきていて、またレコードとか買い集め始めようかなとか思ってます。

でもそのうち違うメンバーを募ってDico2をやろうかとも思ってます。

7月頃に京都のメトロでやったライブよりです。




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2013年09月21日

EL84pp Amp

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 友達のパーカッショニスト、Tarooの依頼でステレオパワーアンプを作りました。Tarooが勤めてる会社に、時々助っ人で仕事しにいくことがあって、この夏前に1ヶ月ほど週に数日は一緒に仕事してたんですが、、
ある日突然、3万円渡されて、"Sabくん真空管アンプ作ってくれへん?”って。『お〜、ええよええよ』って軽く引受けたはいいけど、いつものごとくに、お金もらったのにやる気になるまで1ヶ月ほどほったらかしてしまって、お盆の頃からぼちぼちと作り始めてました。

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 予算3万ってところが、引受けたはいいけど安すぎて苦しくて、どうしようかといろいろ迷ったんですが、Tarooちゃんには結婚祝いも出産祝いもしてなかったんで、、ってことで予算はあまり気にせずに好きに作ることにしました。とは言っても手持ちの中古パーツも織り交ぜてですが。一番値のはる電源トランスは手持ちのものなのでこのアンプには大きすぎます。最初は2A3のシングルにしょうかと思っていたんですが、依頼主がラテン音楽をやってる人なので、音色の趣向的にちょっとに合わないかなと思ったんで、EL84のプッシュプルにしました。この方ががさつでパワフルな音がして、ラテン音楽をしっかりこなせるはず。

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 中身は超シンプルです。オーディオ用のパーツも使ってません。ケースは、いつも仕事でお世話になってる鉄工所で、散らかってる鉄板を曲げてもらいました。
 予算は気にせずに、とはいっても部品代が3万から足が出てしまうのは嫌なので、出力トランスはあまり大きなものは使えませんでした。ノグチトランスというメーカーの15wのものを使いました。
 トランスが小さいので、EL84は5極管接続で使うのは断念して、3極管接続としたので、パワーは実測7wぐらいです。NFBはレコードを鳴らしながらいろいろと試してみて、しっかり計算はしてないんですが約3dbかけています。3極管なのでNFB無しでも十分きれいになってくれるんですが、聴いた感じミドルによりすぎてベースがやっぱり遠くなるので、少しだけかけました。それでも低音はまだ若干弱い目なんですが、NFBをかけない方がスピーカーの向こうの演奏者の立ち位置が近い感じで生々しい音がしました。
 依頼主はDJミキサーを使うと思われるので、(DJミキサーは強力なEQがついてるので)大丈夫でしょうということで、浅いNFBのままにしました。

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EL84はギターアンプによくついているので修理で良く扱うのですが、ステレオに使うのは初めてです。3極管接続のせいか、すごく澄んだいい音がします。
先日引き渡して、Taroo氏大満足いただいてます。そりゃ、これ3万じゃ安すぎる。お祝い込みの特別価格です。
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2013年09月09日

God save the Queen!



He ain't no human being...
There is no future...
In Japan's dreaming...


東京オリンピック万歳!!
これで少なくとも2020年までは
フクシマでなにがあろうと
隠される事になります。
国はフクシマをない事にしようと
躍起になるでしょう。
フクシマに目を向ける事は(真実を知ろうとする事は)
国益に反する事に、、、
”国賊”として扱うように、白い目で見るようにと、
テレビがやんわりといい始めるはずです。

なにせ、
ヒロシマが仕方のないことなんですから。
フクシマも当然仕方のないことです。
すべての罪を問われない
法の上に立つ者たちが犯した大罪です。

今はフクシマを直視せず、なかったことのように無視することが
日本人のあるべき姿ですか?
そうしないとオリンピックなんて出来ないですよ。
アルゼンチンで日本はかなりの嘘を言っていますよね。

自分はちっぽけな日本の一市民ですが、
それでも人間だって思いたいから
僕にとっては、こんな国は
認められないってことなんです。
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2013年09月01日

うそばっかり、うそばっかり!

 この7月に本業の看板屋の方で、とある宇治茶のお茶屋さんの大きな木彫文字看板を彫ったのですが、その事でちょっともめ事になっているのです。具体的な名称などは伏せておきますが、、、ちょっと書いておこうと思います。

 とある建築家の”先生”の下請けとしてその宇治茶の老舗のお店の看板を前から手がけてきたのですが、今年夏前に僕が彫った大きな木彫看板が、勝手に架空の鈴木さんという”有名な彫り師”に彫っていただいた事になっていたらしく、すごく高価な値段で売られていたらしいのですね。
 で、たまたま先日仕事のおりにその宇治茶屋さんの会長さんと僕が別件で電話で話をした事がきっかけで、ばれそうになっているのです。まあいわゆる、池や沼とかによくたたずんでいる鳥さんです。
 昔ながらの彫刻刀で真っ当に彫る木彫り看板の彫り師さんなら、二週間とか1ヶ月とかかけて彫るものを、僕はリューターとかトリマーとか電動工具を駆使して3〜4日とかで彫ってしまうので、ある意味まがい物、安いのです。でも腕的にはエレキギターのネックから作るほどですから仕上がりも遜色ないのです。
 それを利用して、うえの方で詐欺的な商売をするのは勝手なんですが、それってやっぱり馬鹿ですよね。

僕のお得意さんの中には、『ばれなければ嘘はOK,それが世渡りってものよ!』

って感じの人は沢山います。一人で商売してると、ほんとこの国には嘘つきが普通にはびこってるのを感じます。
何となく”団塊の世代”に多く、僕らはそれを苦々しく思いながら育った息子世代です。でも素直に受け継いでしまった馬鹿も同世代には沢山います。戦後の日本は戦前戦中世代が牽引して復興し高度経済成長し、団塊世代が日本を引きずり倒したと僕は思っています。戦争に負けて、昨日の善が今日は悪になり、親たちが道徳を見失ってしまった中で育った世代だと思うのです。

 今日こんな記事を読みました。

 信用がおけない日本会社の典型例

 これはいろんな業界でみんなやってる事です。ばれなければ善、ばれれば悪です。

 ”ソニータイマー”なんかもそうですし。今までに数々の電気製品を分解してきたから分かるのですが、メーカーは製品をわざとに修理出来ない作りにして、”修理出来ない”と言います。修理費がべらぼうに高いのは、修理に莫大な手間がかかるような作りにしてあるからです。例えば、大抵の電化製品はヒューズが中の基板の上についていてユーザーが交換出来ないようになっています。電気に無知なユーザーはヒューズの寿命で壊れたと思って買い替えてくれるのです。ヒューズは寿命のあるものなのでユーザーが交換するべきものです。
 でも日本の電気製品も、1970年代製ぐらい以前のものは、壊れないよう、修理出来るように心がけた作りになっています。

 ”トヨタのプリウスが環境にやさしい”っていうのも僕は大嘘だと思います。プリウスのニッケル水素電池は走行約5万キロしか持たないそうです。で、トヨタは5万キロまで無償保証しているそうです。”寿命前の故障は保証する”っていうのは理屈的には通るのですが。
 電池がだめになった場合の電池交換に数十万かかるそうですから、実際はプリウスは5〜6万キロで廃車にした方が経済的で、修理して長く乗ることは損になります。実際、最初の電池の寿命でほとんどが廃車スクラップされてしまうそうです。ガソリン車なら、5万キロならかなり高く売れますし、第二の人生を歩む車が多いでしょう。ハイブリッド車は割高で短命なのです。

 環境を思うのならヨーロッパのクリーンディーゼル車を買うべきです。ディーゼルエンジンは構造上弱く作る事ができないので頑丈で、20万キロ以上使えますから。でもメーカーからしたら20万キロも使われたらたまったものじゃないわけです。
 ホンダがトヨタに追いつけないのは、ホンダのエンジンが頑丈で壊れにくいからだと思います。”ソニータイマー”は、元来ソニーがものづくり一徹の不器用で、ばれない嘘のつき方が上手ではなかったからだと思うのです。

 経済至上主義の世の中は、無知な人々を騙す商売で回っています。
タグ:時事
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2013年08月20日

Fender Blues Junior の修理

 時事の事はここでは暫く置いて、本道に戻ります。
先日、若い頃、ギター少年だった頃に僕のアイドルだったギタリストが、道でアメリカ兵に殴られて死んでしまったので、自主的に喪に服していたのですが、喪が明けつつあるので、ブログを本筋に戻して再開しようと思います。けっこうネタはたまって来てますので。



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 Fender Blues Junior の修理をしました。先日友達になった超絶ギタリストのアツミくんの依頼です。この間彼がうちに遊びにきたときに『ここは大丈夫だから』と彼の車をうちの前に車を止めさせたんですが、見事にミドリムシ(orゴキ)にやられてしまったのです。そのお詫びがこのギターアンプの修理です。



 彼は1年ほど前に京都に移住してきたらしいのですが、すごいギタリストです。僕はこんなにギターが弾ける人に生で会ったのは初めてだったので、『もっと弾いてもっと弾いて!』と、夜中なのに僕のギターとアンプでかなりでかい音で長い事ギターを弾かせてしまったんで、うるさかったかも?通報されたかな?。でも、普段は近所の人とは仲良くて、ギターがでかすぎるときは『う〜る〜さい〜!』、『スンマセ〜ン』みたいな感じなので、それに向かいの家は休みの日はよくでかい音でカラオケやってるし、通報ではないかも。だとするとよけいに僕の責任は大きいわけです。



 アンプの状態は、バリバリと雷のようなばかでかいノイズが出るのと、何となくノイジーな感じなので、彼の楽器の面倒を見ている奈良の楽器ビルダーに相談したところ、”真空管を交換”との事で真空管をその楽器屋さん経由で買って彼が自分で差し替えたらしいのですが、真空管が新しいのに、小さい音でもぼろぼろに歪んでしまってもとよりさらにだめになった、、、とのこと。

 電話でこの話を聴いたんですが、だいたいこれだけで事前にざっくり診断はつきました。

 雷のようなノイズは真空ソケットが古くなって熱と振動でゆるゆるになっているせいです。新品に差し替えたら音が余計に歪むようになったのは、ソケットのかなり深刻な接触不良のせいか、もしくは新品の真空管が元から死んでいる。ノイジーなのは、ノイズが”ザ〜”系の音なら6割の感じで初段管の劣化、”ジ〜”系の音ならほぼ原因の8割は電源回路のダイオードとコンデンサーの性能劣化です。
 『元の古い真空管に戻して鳴らしてみて』との電話での僕の指示に、『戻したら使える程度に歪まなくなったけどノイズは元のまま』とのこと。ほぼ故障は上記の範囲で決まりです。
 後日アンプを彼の家に引き取りにいくと、グルーブチューブの赤いロゴが真っ白になった、文字通りとうの昔に”灰になってしまった”EL84が刺さっていました。ギターアンプでEL84は寿命は短いです。

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 修理前です。真空管は”新品”の方に差し替えてます。真空管が二本指で軽く抜き差し出来るほどにソケットが緩んでいます。鳴らした状態で真空管を揺すると、雷ノイズが出ます。ソケットは見た目きれいですがガバガバです。シャーシ内に2003年製造の表記があります。

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 解体を進めます。真空管ソケットはサブの基板に載っていて、平行線で結線されています。真空管アンプの出音には良くない配線方法ですので、この契機にサブの基板をやめて配線をやり変えてしまう事にします。

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 結線をメモりながらコネクターを基板から抜いていきます。

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 メイン基板をはずしました。

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 外した基板です。真空管への結線がPCに使うような帯状の平行線、さらにサブ基板にソケットが載っていると、アマチュアのオーディオマニアから見ると全くあり得ない作りです。プレートとグリッドの配線が隣り合ってます。プレートとグリッドは、電位差が数百ボルトとかありますし、しかも信号が逆相なので近づけてはいけないのです。カソードとグリッドは近くても大丈夫です。

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 写真では分かりにくいのですが、電源回路の一番頭のコンデンサーが微妙に楕円になっています。液漏れ寸前と思われるので交換です。あとは高圧回路のダイオードも交換します。壊れていなくてもこの2つが”ジー”音ノイズの原因の事が多いです。

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 基板裏の部品の足を曲げる方向がまずい。機械組み立てだからしょうがないのでしょうが、真空管の回路はいたるところ電圧が高いので隣との配線間の距離が近いのはまずいのです。足の曲げ方向を修正しながら半田を全部盛り直しました。

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 新しいソケットを取り付けて配線の途中です。ガイシ(磁器)でできた熱に強いソケットを使います。別に高価ではありません。

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 回路を読みながら配線の検討中です。メイン基板からソケットへ直配線に改造します。配線の間が離れるので音が微妙にシャキッとするかもしれません。不用意に電線を束ねたり基板を詰めて小さく作ったりすると音がドロッとした感じになるような気がします。

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一応修理完了です。電源のコンデンサーは手持ちの関係で47uFから200uFのブロックコンデンサーになり、かなり大きくなっています。ダイオードも高圧電源の部分のものだけ交換しました。ダイオードやトランジスターは、意外と壊れていなくても劣化します。

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 組み立て直して鳴らして見ます。ノイズは全くなくなりました。小さな音でしか鳴らしてないんですが、カリンカリンのくせにプリンプリンみたいな、いい音がします。EL84ってギターアンプではすごく良い音しますよね。

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 交換した部品です。製造から10年と、まだそんなに古くないのと、元の音の素性は変えないようにとのことで余計な部品は交換しませんでした。死にかけのコンデンサー1個と、ダイオード4個と真空管ソケットです。ソケット周りのサブ基板は、せっかく手仕事で修理するんだからこれはやり直しておくべきでしょう、、、って事で。
タグ:修理
posted by dico at 03:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器制作関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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