2012年05月17日

Minimoog の再修理

この間、西部講堂のステージで、せっかく修理して持っていったのに鳴らなかったMinimoog を再びばらして修理しました。
 突然ぶつっと音が止まってしまって、でも電源ランプはついていたのでヒューズ切れではないし。電源スイッチを切ったり入れたりすると一瞬鳴ったりもするけどすぐ音が途切れてしまう。そんな感じの症状だったんで、電源基板関係か、VCAか?それともどこかで配線切れかな?とか思ってたんですが、、、。

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 その後全く鳴らなくなってしまったんですが、修理を始めてみて後ろを開けた状態で通電するとまた音が鳴ったり鳴らなかったりする。あっちこっちを割り箸でこつきまわしてみると、反応があって鳴ったりもするので、どこか接触不良かな?まるで真空管テレビのような壊れ方です。うちに来てもう15年ほどになるんですが、酷使されては放置、、の繰り返しだったので、あちこち傷んだり劣化してるので、たびたび思わぬ所が壊れます。アナログ回路もこれで随分勉強させてもらいました。

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 故障の原因はヒューズでした。直流電源にもプラスマイナスそれぞれヒューズが入っているので計3本ヒューズホルダーがついているんですが、そのヒューズホルダーの内側の電極が酸化して白くなっています。中のバネも弱って縮んだままになっています。さびを落としてバネを延ばし直すとあっさり治りました。

 で、前回は時間がなかったので見送っていた、フィルター部分の不調修理をしました。
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 3〜4年前に、フィルターが調子が悪くなって、レゾナンスのかかりが高域と低域でずれてしまって、高域側だけしか発振音も出なくなってしまったことがあって、その時にTrラダー回路部分のコンデンサーは交換しました。
 それでまあマシにはなったんですが、それでもまだ高域のほうの発振が強くて、以前より音が濁ってる感じがしてたんですが。何とか元の感じの音を取り戻したいと。

 原因は交換したトランジスタラダー回路の4つのコンデンサーの誤差だとはだいたい分かってたので、再び交換してみることにしました。ここの4つのコンデンサーは容量誤差のないものにしないといけませんが、選別のためにコンデンサーを沢山買い込んで、しかもコンデンサー容量計とかも買いそろえるのもなんなのでやってなかったんですが。

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 今回これに付け替えてみます。古いスチロールコンデンサーで、76400pf つまり0.0764μF誤差1%のものでメーカーは不明の、解体したハモンドエレクトーンについていたものです。スチロールコンデンサーは容量誤差が少なくて普通は1%以下です。こんな容量の大きなものはなかなか手に入りません。

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 でかいので基板からはみ出ています。足が足らないので延長して、基板の端っこにボンドでとめました。
で、音出しの結果は、見事に元のトーンが出るようになりました。音が明るくなって低域からしっかり発振するようになりました。発振音を鍵盤通りにチューニングできる様になりました。




タグ:MINIMOOG 修理
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2012年05月11日

Mini Moogの修理

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 久しぶりにMinimoogを使おうと思って出して来てみると、壊れていました。車に例えると60年代の葉巻型F1カーみたいなもんで、あっちこっちが古くて劣化していて、置いておくだけでも勝手に故障します。

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 オシレーター2と3が鍵盤に反応がなくて、音程が変わりません。オシレーター基板が劣化していて、銅箔がブクブクに浮いて来ています。ハンダをとかし直して、テスターで断線箇所を探し出そうとああだこうだといじっているうちに治りました。OSC2と3だけ、ピッチ調整ツマミがあるのでそこのへんの回路周りだと思うんですが、治ってしまったので原因は詳しくは分からずじまいです。
タグ:MINIMOOG
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2012年05月08日

Yoshitakeさんのギター

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 Yoshitake EXPEさんのギターです。
これは半年ほど前に、突然持ち込まれたもので、ピックガード製作と持ち込みのEMGピックアップを配線してほしい、っていう依頼でしたが、『ボランティア価格でやるんでこっちが気が向くまでまってね』っていうことだったんですが、ついつい半年以上もほったらかしてしまいました。やっとこれの順番が来ました。
 Yoshitakeさん、いつも超超超超超遅くてごめん。

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2012年05月07日

session500(第3回)

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 Peavey session500の修理の第3回目です。今日はプリアンプを修理してとりあえず試用してみることが出来る所まで修理しました。これは結構変態アンプかもしれない。

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狭い机の上でプリアンプシャーシをパワーアンプシャーシと結線して回路全体で動かしてみました。プリアンプはかなり大規模な回路です。
 致命的な故障は無く、ちゃんと鳴るしEQやエフェクトもかかるんですが、ひどいハムノイズがジージーいいっぱなしです。ボリュームを絞っても鳴りっぱなしなので、外来ノイズを拾っているのではありません。多分電源からです。パワーアンプから供給されている+-15v電源をオシロで見てみます。

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かなり波形が出てます。(オシロのレンジは50mv/div) どうも電源回路がくたばっているようなので、調べてみるとプリ用電源はパワーアンプ側にあって、パワーアンプとは別電源になっている。でも見た目は何ともないし電圧もちゃんと出ている。ということはまずコンデンサーでしょう。ここの回路の電解コンデンサーをすべて手持ちの適当なもので交換すると、あっさりハムノイズは消えました。どうもパワーアンプ側の部品はかなり熱で参っているようです。

 あとはボリュームポットがだいぶガリが出てるので、一つずつはずして分解してクリーニングしました。かなり接点復活剤をふいた感じで、接点復活剤のせいでガリが出ている感じです。CTS製なので、ばらして掃除するのは簡単です。バラバラにして抵抗体部分はウエスできれいにしてからアルコールに浸して歯ブラシで洗います。集電接点のほうは黒い銅さびを落として、バネを少しだけ起こして、グリスをつけたウエスで拭いておきます。
 30年も前のアンプなんで、コンデンサーは全部換えておきたい所なんですが、とりあえずは使える所まで直して一度バンドで使ってみることにします。

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 フェイザーがついているんですが、かなり深くうねって良さげです。

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 ストリングエフェクトっていうのが謎だったんですが、単なるディストーション、、っていうかフルアップするとほとんどファズ。EQはパラメトリックで、効き方とかもミキサー卓っぽい感じで、音色作るっていうよりもステージでその場その場で抜ける所を探る感じの使い方をしたほうが良さそう。
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 もう一つ謎だった2バンドのクロスオーバーは、外部アンプを繋いだりPAに送ったりする用の外部出力端子専用で、本体だけで鳴らす分には関係ないようです。

ちょっと試しならしの音録ってみたんで上げておきます。


最初の写真の状態で弾いてます。アッテネーターを通した裸スピーカーなんで低音出ないけど。ローランドのJCっぽい鳴らし方がいいと思うけど、これのほうが数段馬力があるし、250wもあってリミッターもついてるんでJCみたいに爆音で音がボロボロになることが無いかもしれない。これは結構面白いアンプかもしれないです。



 



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原子力の灯が消えた日

デモに行って来た。

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警官に”護衛”されながら、三条河原から出発して、河原町を四条まで往復して市役所まで。

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4〜500人はいたかな?ミュージシャン仲間が主催だったんで知った顔がいっぱい。
先頭はサウンドカー(2tトラックにサウンドシステムを満載したやつ)

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絶叫するリーくん!

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最後は市役所前で大タイコセッションで散会でした。

でもこれが社会ををひっくり返すパワーを持つ可能性があるんですよね。
おおむね歩いてる人は好意的な眼差しで見て通り過ぎるんだけども、
デモして歩いてる人とそれを横目で見て通り過ぎるひとの、その差って何なんでしょうね?おんなじ所で生きてる、未来が危ないって所が見えて来てる街で。

でも今日は40年ぶりに日本の原子力の日が消えた日です。
とりあえず日本に暮らす人々にとってはとてもめでたいことだと思います。

本当にこれはめでたいことなんですよ!
いま未来は原子力にかかっているんです。アトムがいなくなれば未来はきっと明るくなります。



posted by dico at 01:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器制作関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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