2014年07月30日

UREI1620の修理4台目(第1回)

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 新たにUREI1620の面倒を見る事になりました。今回は音楽仲間のギタリストMarronちゃんの仲介で、山口県からの依頼です。

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 『フォノ2のチャンネルからハムが出ることと、マイクチャンネルが鳴らない』との事だったんですが、うちに到着してから鳴らしてみると、いろいろと不具合がありました。
 チャンネル2からハムが出るのは、チャンネル2の入力端子がもげて取れかけていたためなのですが、それ以外にも全チャンネルから微かにハムノイズがでています。おそらく電源回路の劣化です。入力端子はほとんど全部がハの字にこじ広げられていてダメです。全部交換です。
 あとはトーンコントロールのベース側の効き方が左右で全然違います。これはTC回路のコンデンサーを調べて、劣化が無かったらオペアンプが疑われます。
 マイクは、マイクアンプカードが1枚だけ刺さっているのですが、マイク入力のコネクターは2個取り付けられていて、片方の配線がありません。”マイクが鳴らない”のはこの事だと思われます。
 その他にもいろいろと修理がされているんですが修理部分のハンダ付けが素人レベルのへたくそです。これは今まで修理して来たUREI3台ともです。まあ繋がってさえいれば支障はないのですが、ハンダ付けが下手では長持ちは期待出来ません。

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 雑な修理歴があるので、基板のパターンが壊れていないか点検します。ハンダ付けもすべて溶かし直しをしてはんだを盛り直します。30年以上前の古い機材なので、ハンダ付けの劣化やさび、クラックは見えなくてもあるはずなので、これらを退治します。

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電源部分は、パーツを全交換します。ダイオードは電源トランスをはずさないと交換出来ないので厄介です。コンデンサーは470uFから2200uFに、5倍の容量にアップします。この変更で音が悪くなる事は無いと思いますし、120v用の機材を100vで使う場合の不具合(3端子レギュレーターへの電圧マージンの不足)を少しだけ解消出来るはずです。

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 あとは、マイクアンプ、トーンコントロールの点検修理、各部の劣化電解コンデンサーを交換して、入出力端子を交換して完成です。
 
posted by dico at 02:22| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お訊ねさせて頂きたいのですが、ureiの修理は知人の方の物を引き受けて修理されているのですよね。
Posted by 笹沼 渉 at 2015年10月21日 20:01
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