2014年05月07日

TUBE DJ MIX No.7~11

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 真空管DJミキサー7号機から11号機の5台を製作中です。
実は3月初めからだらだらとやってたんですが、4月に入って本格的に組み立てを始めました。

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 今回は既製品のケースではなく、板金屋で鉄板を曲げてもらってケースから作りました。6号機までの既製品の3Uラックケースは安くて見た目も良かったんですが、下面が開けられない構造だったので下面側に大きなメンテ口を作らなければならず、結構作るのに苦労したので、今度のは後々の修理のやりやすさを考えて1から設計してみました。

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 ゲイン&トーンコントロールの真空管の部分だけはハトメ基板と空中配線で組み、その他のミックスアンプ、出力アンプ、ヘッドフォンアンプの部分は基板+半導体アンプです。真空管が12AX7で、かなり回路インピーダンスが高いので、プリント基板は使わない方が無難です。
 ボリュームポットも必然的に高抵抗の物になってしまうので、回転音が微妙に音に出てしまったり、ガリが出やすいのも難点です。

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 12AX7は回路インピーダンスが高いと書きましたが、この球はそのせいで今風の帯域の広い(高忠実な?)音は出てこないんですが、ギターアンプによく使われてるだけあって、普通にシングルNFB無しで組むとほんとにギターアンプみたいな音がします。ミドルは鮮明で生々しくて、高音はとろいぼやけた感じになります。スーパーツイーターなんかつけても鳴らないんじゃないか?ってぐらいな真ん中よりの音になります。
 でも、うまくやれば半導体では絶対出てこない分厚くて明るい音を出してくれます。説明するとしたらとびきり音のいいSP盤みたいな感じですかね。お客さんは『なにこの音?』って驚いて帰る人もいます。

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 12AX7の手持ちはこれだけの種類がありました。

音の差は?ときかれると、『う〜ん、その部分は考えない方がいいな』って感じです。
例えば、松下の12AX7は、ジャンク屋で買ったやつやらギターアンプのポンコツから抜いたのやら古ばかり10本ほど持ってるんですが、そのへこたれ具合での音の差は大きいです。見た目に同じ物でも、片耳がつまってるのか?って思うぐらいに左右で差が出たりします。
 新品の場合、例えばソブテック製とJJ製を片側づつに使っても、Gmに大差がなければ全然支障ありません。
アンプの回路にNFBがかかっている場合はなおさらです。
今欧米の古いデッドストックが高値で取引されていますが、新品でない限り高値で買う価値はないと思います。
しかもOEM生産が多いので、GEや松下製のRCAなんて沢山ありますし、アメリカのメーカーでも1960年代後半からはもうほとんどは東欧やソ連で作ってたんですよね。テレフンケンが良いっていわれてるけど、シーメンスとテレフンケンは生産している会社も物自体もたいていは同じですし。
 25年ほど前、90年代初頭ですが、シーメンスのECC83(12AX7の欧州型番)は安くて1本1500円ぐらい、テレフンケンは4000円ぐらいしたと思うんですが、印刷以外は同じだったです。
 しかも最近は新品と中古品の見分けができないと騙されるようですし。

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 この4日間で、半導体部分の基板とを完成させてやっと真空管の部分を組み始めました。

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posted by dico at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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