2013年12月23日

TUBE Dj MIXER 3~6号機(第4回)

KC4B0784.jpg

4号機と5号機が完成して、テスト&真空管のエージング中です。このまま3日間つけっぱなしです。

KC4B0786.jpg

 4号機の真空管部分(ゲイン&トーンコントロールアンプ)部分です。パーツは”オーディオ用の良い物”は予算の都合上ほとんど使っていません。カップリングコンデンサーは緑の安物で組んだやつと、ERO MKT1813で組んだやつが2台づつなんですが、確かに音はちがうんですが、どっちもどっちかな?って感じです。電解コンデンサーも、MUSEと一般品で組んだのと2台づつなんですが、電解コンデンサーは高いのを買うだけ損かもしれないです。使いどころによっては差が出るのかもしれませんが。

 ハイゲインな12AX7で設計した回路で、しかも入力にボリュームがないので、真空管は常にほぼフルスイング状態となります。ゲインが高すぎるので初段はPG帰還、CR型トーン回路を挟んでもう1段増幅して、2段目の負荷抵抗の真ん中から出力を取っています。こうしないと次の段のNE5532のバッファーがクリップしてしまいます。5532は限界すれすれの+ー21v駆動です。
2段目はゲイン無しのカソードフォロワーにするか、そもそも真空管をゲインの取れない12AU7とか6DJ8にすれば設計的にはスマートなんですが、この方が僕の好きな音が出たのでそうしてあります。
常に真空管にある程度入力を突っ込んで、歪みの多いところを聴こうという、そういう設計です。2段目である程度打ち消されますが常に0.5〜1%ぐらいの歪みは出ています。
 このアンプのような真空管のシングル増幅回路が出す歪みは2次歪みなので(元信号にない倍音がオクターブで付加される)、音楽に不協和音を加えないので歪んでも音が濁って聞こえにくいのです。これに対して半導体は元来不協和音の倍音を出すので、徹底的に歪みを低く追い込まないと高音質になりません。その結果、音色に機械の個性はなくなります。

 トーン回路は、メーカー製では一般的なNF型でなく、CR型です。これも僕の好みの問題なんですが、NF型だと特にベースをブーストした時に全体に音が濁ってしまって良くないんですが、CR型の方が気持ちよくベースをでかく出来ます。その代わり、回路のチューニングの都合でTREBLEのフラットポイントがツマミの10時か11時ぐらいのところにずれてます。

 内部の信号配線にはシールド線は使っていません。少々のクロストークは我慢してでも、下手なシールド線を使うよりも音はいいです。高価な良いシールド線を使えば良いのかもしれませんが、これはマランツ7に倣った感じです。マランツの真空管プリアンプも、フォノ入力とグリッドをパネル裏まで引いてくる配線以外はシールド線を使っていません。
 UREI1620もそうです。内部にシールド線は全く使われていません。ボザックのミキサーは、またアプローチが違って、昔の粗悪なシールド線が盛大に使われていますが、それ以前に入力で1000pfでアースに落ちていて、超高域と入力のハイインピーダンス受けを諦めているのと引き換えにシールド線の容量成分の影響を逃れています。

KC4B0782.jpg
  バターリングラムに行った3号機は、早速改造依頼で帰ってきて、RCA端子を交換、ケースの取り付け耳をカットして、パイロットランプの色を変えました。音は大変気に入っていただいています。アキューフェースのプリメインの、パワーアンプ入力に繋がれて鳴っています。
KC4B0783.jpg

 京都アーバンギルドの大晦日のパーティーでこの2台を使う事になりましたので、次回は結果報告します。




ラベル:DJ MIXER TUBE DJ MIXER
posted by dico at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。