2013年06月26日

真空管DJミキサー2号完成!

 2号Tube DJ MIXER最終回、、、
仮完成して,1週間ほどうちで鳴らしっぱなしでレコード聴きまくってました。

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 エージングもかねて電源はつけっぱなしのテスト。初期故障とかもなく、問題なさそうなので依頼者の菜食庵Padomaに持ち込んで鳴らしてみました。一条鞠小路上がるにある、いい感じのお店です。ご飯めちゃおいしいらしい。まだ食べてないけど。


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 ちょっと古めのベスタックスのDJミキサーが置いてあったんですが、早速撤去して真空管ミキサーをを繋いで鳴らしてみると、店の人一同音に違いに驚いていました。
 VCAクロスフェーダーやら3バンドEQやらエフェクトループやら、周辺機能てんこもりで値段が10万切るようなベスタックスと音が比べ物にならないのは当然のことです。こっちの方は余分な機能がない分余分な通過素子がないですから。ベスタックスの古いのはたいていオペアンプはJRC4558で組んでありますね。4558はオーディオでは厳しいと思います。でも同じ時代のICでもTL072,082は十分使えると思います。TL072はUREI1620で出音にのよさに驚きましたから。安物の部品で何の工夫のない回路でも、組み方でこれだけいい音出せるんやなあって。

 で、その日の夜、北白川ビバラムジカのパーティーに持ち込んで、頼み込んで使ってもらいました。

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 しっかりしたしたシステムででかい音で聴いてみると、かなり生々しくて図太くてクリアーに鳴ってくれて、良い感じです。超シンプルな回路だけあって、スピーカーの向こうのかなり近いところで音が鳴ってくれている感じがします。
 でも、とげがなさすぎてやさしい。四ツウチテクノで寝れてしまうっていうか、これはかけるレコードを選ぶかも?!って感じでした。生音系の音源はかなりこなすんですが、デジタル電子音のカドを見事に取ってしまうのでまるで別ものって感じで鳴ります。若者たちが電子音でバッキバキに盛り上がるのには物足りない。
 真空管のトーンコントロール回路の設計をジャズを聴きながらカットアンドトライで設計したってのがそういう癖のある感じになった原因かもしれない。マイルスとビルエバンスとローランドカークで設計したトーン回路です。計算と測定で設計してある”製品”の音とは明らかに違いました。

 でも、でかいシステムでパーティーで鳴らしてみて問題がありました。マスターフェーダーとチャンネルフェーダーの位置によっては、フェーダーをそんな開けていなくてもクリップしてしまうのです。それも真空管がオーバードライブする前にオペアンプがクリップしてしまうようで、”バチッ”っていう感じで歪みます。
 これではちょっとDJミキサーとしては難があるので、パドマへの納品は延期して、持って帰って回路を修正することにしました。


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 真空管回路のゲインが微妙に高すぎて、常用域で後ろのオペアンプ回路の+ー18vを上回ってしまって、5532が先にクリップしています。チューブの歪みを聴かせるっていう当初のもくろみ通りには実際はいっていなかったのです。
真空管部分のゲインを少し下げて,その分後のオペアンプでゲインをアップする改造をしました。オペアンプ部分の入力に過大入力保護のダイオードも追加しました。これで、PHONOに関してはフェーダーが全開でもクリップしなくなりました。CD入力は、CDJの出力がばかでかいので気をつけないと歪みますが、CD入力はそれを想定してアッテネーターを装備しているので問題無しのはずです。


 これで一応完成なので、パドマに持っていってきました。これの音聴いてみたい方は、ぜひ菜食庵Padomaいってみてください。ご飯もおいしいですし、夜はお酒も飲めます。
 かなり僕の好きな音で鳴ってくれてたので、なくなってしまって寂しい感じです。部屋でレコード聴く気がしないし。

 なので、自分用のを早急に組むことにします。


ラベル:DJ MIXER TUBE DJ MIXER
posted by dico at 03:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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