2012年11月08日

UREI1620 2台目(第4回)

 2台目完成しました。
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 大改造でしたから、けっこう大変でした。 
もうこの機械のどこがどうなってるのか全部覚えてしもたわ。


 前回からの続きです。新しいパネルが出来たので、本体に組み込みにかかりました。それと、出力キャノン端子まわりの交換です。トランスが邪魔なのでトランスは降ろして作業することにしました。
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 これが1620の音の肝になってるんじゃないか?って思います。
 あとは電気の流れの把握と整理なんでしょう。基板のパターンとか、電源から末端回路へ木の枝が伸びて広がるような感じで配線されています。回路は何の変哲もない基本中の基本、それを安物のオペアンプTL084(ごとき)で組んでこんな音が出せるんだから、自分もまだまだ道は遠いです。
『とにかく繋がってりゃ動くよ』ってな感じではいい音は出ないんでしょうね。

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 出力端子まわりは一度全部ばらして組み直しました。そうしないとトランスが邪魔でキャノンコネクターに手が届かないので、工作があやしいことになりそうだったからです。

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入力端子まわりは、邪魔なものがないのでサクサクと配線するだけです。おもいっきり頑丈な作りになったので、現場でかなり手荒く扱われても壊れにくいと思います。

次は基板上の回路まわりのメンテです。

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フォノカードとマイクアンプのカードからかかります。

修理前。出力側カップリングコンデンサーが破裂寸前に膨らんでいます。音もおかしかった可能性があります。
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修理前。別のカード。左右のコンデンサ−の銘柄違い。黒いほうがおそらく故障修理で新しいと思います。左右の音色差があった可能性があります。
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フォノカードはこの部分のコンデンサーを全部交換して統一することにします。破裂しかかっていたので、ここは負荷が大きいのかもしれないので余裕を見て、50v耐圧のMUSE KZを取り付けました。

 次は電源回路。集中していたのか?写真ありませんが、コンデンサーはMUSE KZ1000μFダイオードはガラスモールドのタフなものを付けました。ここは元々の設計では470μFでしたが、コンデンサーは容量を倍にしました。そのほうがあとの安定化レギュレーターIC(7818,7918)への負担が少ないですし。今は当たり前に1000とか2000μFぐらいはつけますが、昔は220とか470μFぐらいを使うのが普通でした。

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 最後は基板のハンダの補正です。つやのないハンダ付けや白い粉がふいているハンダ付けはハンダを一度全部除去して、問題のなさそうな箇所はそのまま新しいハンダを盛ります。修理箇所のハンダ付けがあまり上手ではなく、熱のかけすぎで艶が無くなっていびつです。
 古い機材はこの作業はけっこう重要で、30年も経ったハンダ付けは見た目は何ともなくても、クラックが入っていたり部品の足からはがれていたりします。

 以前にバンドで使ってるMinimoogが、どうにも不安定で不調になったことがあったんですが、これが基板のハンダ付けが悪くなっていたんです。どこも悪くないはずのにどうにも不調で、万策尽きて途方に暮れながらも、もしや?と基板のハンダから配線のハンダまで全部ハンダ付けを溶かし直してハンダをまし盛りしてやると、見事に直ったのです。条件にもよると思いますが、古い機材は基板のハンダ付けもやり直さないとだめな場合があるようです。

 前面のボリュームポットやスイッチは故障はないので触らなかったんですが、古くなって不調の出そうな部分を詰めましたので、今後また長いこと使えるようになったと思います。
35年前の機材ですので、電解コンデンサーは全部交換しておくのが故障を防ぐという面からするといいのですが、それをやると出音が全然変わってしまうことも考えられるので、既にだめになっている分とあきらかに故障が近いと思われる電源回路だけコンデンサーは交換しました。あとは壊れない間はそのままにしたほうが今の音色が保たれると思うので見送りました。

終わりです。次は3台目にすぐかからないと。今度は改造はないですがもう少し中の状態が悪いので、また手間かかりそうです。





ラベル:UREI 1620 DJ MIXER
posted by dico at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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