2011年06月09日

真空管DJミキサー(第7回)

DSC00434.jpg

DJミキサーがほぼ仕上がってきました。あとは裏蓋を作ればひとまず完成です。外側の木製ケースはなんとローズウッドで作りました。ローズウッドは知り合いからもらったもので、その知り合いが以前に唐木細工の家具工房が倒産した時にもらってきたものだそうで、紫檀の端切れ材ばかりでトラック満載ほどもあります。ギターのネックを作るには不自由しないんですが、なかなか気持ちが弦楽器づくりのほうには向きません。
DSC00433.jpg

 デザインは微妙にMoogの機材を意識しています。最初は操作面を少し斜めにしようと思っていたんですが、中のフォノイコライザーアンプの基板の配置の関係で傾斜できずにフラットになりました。そのせいでちょっとやぼったい感じになってしまいましたが、まあこれは試作機なので、2号機はこの経験を踏まえてケースや中のレイアウトとかも改善できそうです。

DSC00432.jpg

 音は、とにかく明るくて元気です。よくいえば。
真空管部分はすべてNFB無しの無帰還アンプで、トーンコントロールも当然CR型回路ですので、CR型独特の軽さとガサツさと、でもベースが歪みっぽくプリンプリンにぶっとく鳴っていたりもします。周波数レンジは広くない典型的な無帰還アンプの音。カマボコ型特性の音です。大きな野外システムとかとももしかしたら相性がいいかもしれない。とにかく”全くの別物”です。フォノイコライザーが、UREI1620と同じもので、TL074の2ユニットによるこれまたCR型なのでこれがけっこう”繊細さ”とは縁遠い元気な音がする。オーディオマニアなら鼻つまみものの簡易なフォノアンプです。

 ただ、第1号機で問題も見えました。まず大きな問題は、NFB無しなので、チャンネルごとのゲインがばらつく。球がペアチューブでないので、しかも中古なのでバランスツマミが真ん中に来ないです。MIXアンプのところで個別にゲイン調整が出来るようにしておいたほうが良さそうです。音色とかも無帰還ので球や部品でかなり変わりそうです。
 ハムノイズも完全には消しきれずに、許せる程度ですが、フォノ入力でボリューム全開の時にほんの少しだけ出ています。”ボリューム全開でもノイズ無し”まで持っていくのは、僕の力量では何台か試作しないといけないかも知れません。TL074が発していると思われえるホワイトノイズも少し出ている。

DSC00436.jpg

 CRフォノイコライザーとCRトーンコントロールの組み合わせは今まで作ったことがなかったんですが、音がかなり気に入ったので、2号機もこれでやってみようと思っています。真空管で多くのチャンネルを一つに組み込むことの手強さも思い知りました。とにかく配線の引き回しが多いので、部品のグレードとかを考える前に、そこのところをスマートに組めればもっといい音が出せるかも知れません。

DSC00438.jpg







タグ:TUBE DJ MIXER
posted by dico at 03:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器制作関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/208504257

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。